
『床の間から日常へ』
江戸時代、人々は四季の風情を楽しみ、旬の食材に舌鼓、芸能文化に酔いしれながら「おおらかな日本人気質」を育みました。
粋で鯔背な江戸っ子は、着物や道具にこだわり、自慢のモノを見極めては身にまとい町を闊歩したものです。その感性に応えるように、江戸の職人技術は見事に発達を遂げました。
それから400年。急速に変化を遂げる時代の流れの中で、江戸の職人はその技を大切に守りました。いつしか江戸の道具は、その希少価値が先行し、床の間に飾られる芸術品へとその価値を変えてきました。
道具たちを日常生活に復活させたい。
江戸の技術と心意気を現代に継承する名工と、多様なクリエイターがコラボレートし、道具たちの日常への復活を試みます。
会期 | 2007年3月20日-2007年3月25日 |
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会場 | ギャラリー ル・ベイン |
発起人 | 菅野 傑/橋本 誠/川又栄風/中村 圭一/大島 邦昭/大友 学 |
プロデューサー | 菅野 傑 |
アートディレクション | 大友 学 |
会場構成 | トラフ建築設計事務所 |
参加クリエイター | 菅野 傑/橋本 誠/浦田 進一/ミヤケ マイ/大島 邦昭/トラフ建築設計事務所/大友 学/戸澤 弘絵 |
参加江戸職人 | 川又 栄風(桶栄)/大久保 忠幸(大久保硝子工芸)/中村 圭一(錫光)/磯貝 剛(亀甲磯貝)/岩崎 晃(松清堂)/羽田 眞治(桐生堂)/川窪 克実(川窪万年筆店) |